主にEnglish learning/Speakingについての記録

英語学習(特にSpeaking)について記録していきます

推量のshouldについて

学校ではshouldは「しなければならない」という結構強めの意味で説明されるんだけど、個人的にはこれはまちがってると思ってる。「しなければならない」だと話している人の強い意志があるようにみえるけれど、基本的にshouldは話し手の意思とは無関係で「~の可能性が高い」「~だろう」って意味で使われている事が多い。(他の人がshouldで話しているときは、私はそのように理解している)

 

たぶん英語圏の人と日本語圏の人の考え方・文化の違いに起因しているんだと思う。日本語は曖昧な表現を好むので「しなければならない」というと、ほぼ「絶対にしないと大変な問題になる」という意味で使われる。上司から

 - We should do this work within a week.

 - We should be busy this week

とか言われたら「この仕事をしろ」という指示と受け取るし、残業を暗に指示していると受け取る。(し、他に何も言われなくてもそうする)

 

でも英語圏の人は強い意思を表明するときはdefinitelyとかneedとかmustとかもっと強い言葉を使うし、はっきりと具体例で指示してくる。

 - We difinitely need to complete this work within a week due to submittion date next Monday. Can you finish a first draft on your side by the end of today?

とか。そんな文化の中で

 - We should do this work within a week.

と言われた人はどう受け取るかというと、「残業も指示されてないし私がすることも指示されてない」から無関係のことについて言ってるんだな(=推量のshould)としか受け取らない。日本語に訳すと「1週間以内にこの仕事をすることになるでしょう」ぐらいのレベル。自分以外のだれかがするんだろうなーぐらいのイメージ。なので残業もしないしこの仕事について取り掛かることもしない。

 

逆にそんな文化の中でネイティブがshouldを使うってことはshouldに話しての意思はあまり込められてないってこと