ネイティブの感覚について
英語を長く仕事で使っていると、英語ネイティブの感覚と日本人の自分の感覚で少しずれているところも見えてくる。その中のひとつで最近思うようになったのは、「十分に説明されているか?」という感覚が英語圏の人はかなりするどい、というか、細かく説明されていないと納得できないといったほうがよいのだろうか。そんな気質があるように思える。
今日さり気なく
We wiil be busy this week becasue we are supposed to have a big event for our president, ...
と話はじめたら即座にWhat is the big event? Birthday party?とか聞かれた。たぶんこれが説明が足りていない感覚で、英語圏の人が聞いたら気にかかるポイントなんだろう。確かに上の文で具体的でないのはBig eventというワードだけ。
これがなんの役に立つかというと、まずは質問する力。外国人はいっぱいなんでも質問してくる。社長でも偉い人でも。それはそういう文化の中にいるというのもうなんでしょうけど、それより前にこの「なにか説明が足りない感覚」があるので(洗練されているので)純粋に質問につながる。
そしてもう一つは長文を話すことにもつながる。文で話していて感覚的に「さっきの単語は補足が必要だろうな=十分に説明がたりていない」と瞬時に判断できれば、関係代名詞でどんどん追加説明してくことが可能になる。例えばこんなふうに
We'll be busy this week because we're supposed to have a big event for our president, which is a final presentation review about ...
つまり喋り手が説明が足りないと思えば関係詞で説明を追加するし、聞き手が説明が足りないと思えば容赦なく質問する。たぶんそんな感覚が(日本人の私にはわからないけれど)あるんでしょう。